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鉄筋継手とはどんな工事か?種類や生み出された歴史を紹介!

日常様々な場所で目にする鉄筋コンクリート造の建物、これらの建物を作るのに欠かせないのが鉄筋継手です。
しかし、この鉄筋継手の存在はそこまでしられていません。

 

そこで今回は鉄筋継手について、その種類や生み出された歴史について解説し、鉄筋継手はどのようなものなのかを解説していきます。

 

鉄筋継手とはどんなものなのか?

鉄筋継手は一言で言えば鉄筋コンクリートの鉄筋部分を溶接などでつなげる技術です。

鉄筋コンクリートは、張力に弱いコンクリートの性質を補うために建築物に鉄筋を入れて補強しています。

 

しかし、自由な形状にコントロールできるコンクリートと異なり、鉄筋は規格化された製品という性質のためにコンクリートの形状に合わせて加工を施す必要があるのです。

 

例えば、長い柱を作る場合は通常の鉄筋では長さが足りないため鉄筋継手によって長さを延長しなければいけません。

このように長さなどを延長するための加工法の一つとして行われる手法として継手が用いられるのです。

 

継手は主に長さを増すために2本の鉄筋を接合する方法です。

しかし、やみくもにつなげるのではなく、適切な手法によって施工しないと十分な強度を生み出せず、建物の破損する原因になってしまいます。

 

そう言った意味で様々な種類の鉄筋継が存在し、現在でも巧みにこれらの手法を選択して施工しているのです。

 

鉄筋継手が生み出された歴史

金属継手生み出されたのは1867年のパリ万博で庭師のモニエ氏が鉄筋コンクリートの鉄筋部分をつないで、モルタルを流す工法で植木鉢を作ったことから始まります。

 

鉄筋コンクリート自体は1855年にフランスで生み出されていましたが、それを庭師の技術によって鉄筋継手を改良したといった形で生まれたといえます。

 

その後ドイツ、イギリス、そしてアメリカに伝わっていき、その場所で様々な鉄筋継手の種類が発明されました。

その後明治時時代に日本にも本格的に技術がもたらされて、岸壁工事や海軍基地のポンプ小屋などに用いられました。

 

さらに大正期には軍艦島と呼ばれる場所で日本最古の集合住宅にも鉄筋継手を用いた鉄筋コンクリート造の集合住宅が建設されたのです。

 

鉄筋継手の種類を紹介

最後に鉄筋継手の種類をご紹介していきましょう。

主な種類として、重ね継手工法、ガス圧接継手工法、機械式継手工法、溶接継手工法といった4つの種類があります。

 

重ね継手工法

 

最初期に誕生した鉄筋継手の種類です。

鉄筋の端同士をクリップで止めるクリップ継手やシンプルに重ねてモルタルを流すだけのもの、ガスパイプでつなげるガスパイプ継手、両端をまげて引っ掛けるフック引っ掛け継手などが挙げられます。

 

ガス圧接継手工法

鉄筋端部を突合せ、加熱と同時に加圧します。

これによって両端がつながり溶接されたような継手が完成する方法です。

重ね継手の次に誕生した方法で昭和初期から利用されています。

 

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