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鉄筋継手のさまざまな工法


 

各地で地震などの災害も多くなり、頑丈な家への要望はどんどん高まっていきます。
そんな中で木造住宅は減っていく一方、鉄筋の使われたお宅が増えました。
建設現場で働くのであれば鉄筋への知識や経験は必須です。

 


狭小住宅も増え、住み心地の良い家をと注文住宅を願う方もたくさんいます。
それぞれの場合に合わせて適切な長さの鉄筋を用意してというのはむずかしく、コストがかかるだけです。
なので基本的なサイズはどれも同じ、運びやすさや規格を基準に工場でカットされて現場へと送り込まれるのです。
そこでより長い鉄筋をと望むのであれば継手の技術が使われることとなります。
鉄筋継手、2つの鉄筋を一つにくっつけることを指します。
重なり合った部分が継手です。
鉄筋継手をおこなえば、長さはもう自由自在です。
鉄筋同士をくっつけるには溶接の技術が使われます。

 


鉄筋継手の中でもさまざまな方法があります。
1900年頃までは重ね継手のみだったものの、更にいろいろと開発されていったのです。
現代の鉄筋継手の種類を見ていきましょう。

 

いまも変わらず重ね継手はあります。
鉄筋同士を重ね合わせて溶接して1本にするというやり方です。
そして1950年代に開発のガス圧接継手、ガスバーナーによる加熱と加圧を加えることで一体化させる鉄筋継手です。

アーク溶接・電気・圧力などで継ぐ溶接継手にスリーブを装着しての機械式継手です。

特に重ね継手・ガス溶接継手が採用されている現場が多いようです。

 


硬い鉄筋同士を溶接技術でくっつける、最強の強度のように見え、実際にきちんと一体化はしています。
ですが、加熱し急速に冷えていく過程でどうしても性質は変化してしまうもの、それに場合によっては接着不良が起きていたりするのです。
断面欠損から構造物の耐久性に影響を及ぼしていることも、なので現場によっては溶接による鉄筋継手は出来ない場合もあるので注意は必要です。
完全に禁止とはならないものの、一定条件の下で溶接技能者資格保有者が作業するのであればといった但し書きがついたのです。
これは阪神淡路大震災で鉄筋コンクリート造の建物の崩壊が相次いだことからできた決まりです。
鉄筋のサイズは決まっているため鉄筋継手は必要不可欠の作業、
ですが、より安全に安心して暮らせる家を目指して、その在り方は少しずつ変化しているようです。

 


機械継手の作業をより効率よくおこなうための道具も出てきています。
従業員を守るためにも取り入れていくべきです。



鉄筋継手、「継手」という言葉と「定着」とがごっちゃになっている方も多いのではないでしょうか。
建設業の現場だけでなく、DIYなどでも見られる専門用語です。
鉄筋継手だけでなく、パイプや木材同士での継手もありますが、つなぎ合わせること・組み合わせることを指します。
同じ素材だけでなく金属と木材とを継手することも、何かと何かを結び付けたその部分・あるいは工程そのものを指します。
外れないよう双方は頑丈に留められています。
一方で定着とはぴったりとくっついてしまった状態を指します。
基礎部分でコンクリートと鉄筋を繋ぎとめる時など、
はがそうにももうはがせない、ぐらつくことの無いぴったりと貼りついた状態となっているのです。
定着が必要なところ、鉄筋継手でよいところ、それぞれの場面に合わせておこなうようにしましょう。
もしも定着がきちんとできていなかったとしたら、施工の途中にコンクリートから鉄筋がのぞいてしまってなんて大変なこととなります。

 


さまざまな工法があり、大災害など起こるたびに決まりがどんどん変わっていきます。
建築業界で働くのもなかなか大変なのです。
 

大阪の溶接・ガス圧接工事は株式会社コウチ技研にお任せ下さい。


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営業時間 :8:00~17:00 定休日:日曜日

業務内容:鉄筋工事・鍛冶工事一式

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