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知っておきたい鉄筋接手工事の情報!方法別の種類や現場の環境で施工する理由


 

鉄筋工事は、様々な工事が組み合わさって施工されています。
これらの工程の中の1つとして、鉄筋接手工事が挙げられます。
今回は、鉄筋接手工事とはそもそも工事内容はなんなのか、特徴や種類はどんなものがあるのかを解説し、まとめました。
これを知ったら、鉄筋継手工事の施工のやり方や種類などが理解できるでしょう。
 

鉄筋継手工事とはどんな工事内容かを説明!

鉄筋継手工事とは、大まかに説明すれば鉄筋の端同士を接続して1つにする作業です。
鉄筋工事における重要なステップの1つで、鉄筋同士をつなぎ合わせることで、
建築物をスムーズに建設していく重要な工事です。
この工事内容から情報や知識がない場合、長い鉄筋を1本用意してしまえばいいのでは、
と考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、鉄筋工事には10メートルを超える鉄筋を用意しなければいけないケースもあります。
そのため、工場で10メートルの鉄筋を製造しても現場に運んでいくことは、ほとんど困難です。
また、運べたとしてもコストがかさみます。
そう言った意味で、現場で短い鉄筋を多く持っていき、そこで鉄筋継手工事をして一本の鉄筋を作るのです。
場合によっては工場で10メートルを超える鉄筋を製造して切断し、現場にその鉄筋を運び入れます。
そして、現場で鉄筋継手工事によってに必要な長さに加工するといったことも行います。
こういった事情から、鉄筋継手工事は鉄骨を使用する上で必要不可欠な工事になっているといっても過言ではありません。
 

これらの工事は主に鉄筋工事を主力とする専門会社が手掛けることが多く、
一般的な建設会社が容易にできない分野でもあります。
 

鉄筋継手工事はどんな特徴があるのか?

鉄筋継手工事の特徴は、鉄筋を多用する鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート建造物で活躍するということです。
現場では鉄骨が定尺物(ていじゃくもの、定められた長さの部材)として用いられます。
そのため、その長さに合わせて現場で鉄筋継手工事を行い用意しなければいけません。
そして、次の項目でお話しするように4つの工法が挙げられるのです。
 

知っておきたい鉄筋継手工事の種類を紹介

鉄筋継手工事には次の4つの工法があります。
 

1・重ね継手
2・機械式継手
3・溶接継手
4・ガス圧接継手
 

最初に挙げる重ね継手はコンクリートを使ってつなげる鉄筋継手工事です。
鉄筋同士をあらかじめ設定しておいた長さに重ね合わせて、周囲のコンクリートとの付着を促します。
これによってコンクリートが継ぎ手を内部でつなぎ合わせて、一体化させるのです。
特殊な接着剤や溶接などを行わない手法で環境負荷も少ないものの、高い技術が求められます。
 

2つ目が機械式継手、スリーブ(カプラー)を鉄筋端部に被せて行う工法です。
鉄筋の節とスリーブの噛み合いやネジによる接合をすることによって鉄筋を一本の長い鉄筋にさせることができます。
施工時に鉄筋が短縮しない、部材の端で継手が可能な点、作業員に専門の資格が不要、
天候等の影響を受けないことなどメリットが多い工法です。
 

3つ目は、溶接継手です。
文字通り溶接する方法で鉄筋端部を突合せます。
そして、溶接棒等を使用してアーク溶接を行うか、電気を一瞬で流すと同時に圧を与え、
鉄筋を一本の長い鉄筋にしていきます。
フレア溶接継手、アーク突合せ溶接継手、突合せ抵抗溶接継手があり、
他にワイヤメッシュ筋に使用される重ね抵抗溶接継手や鉄骨梁に鉄筋をつなげる場合に
使用されるア-クスタッド溶接継手などの手法もあります。
 

ガス圧接継手は鉄筋のそれぞれの端を突合せ、加熱と同時に圧を入れて鉄筋を一本の鉄骨にする工法です。
方法としては、鉄筋の端にある面同士を突き合わせ、その周囲を酸素アセチレン炎による炎で加熱し、
それぞれを圧縮して接合します。
 

まとめ

鉄筋継手工事は鉄筋を現地でつなぎ1本の鉄骨を完成させる工法です。
長い1本の鉄筋をどんどん作ることができ、重要な工事として利用されています。
また、手法によって大きく4つの方法があり、現地の条件などから使い分けたりします。
 
 

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