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溶接ってどんな作業?溶接の種類や作業に必要な免許を紹介!



 
 

溶接というと、マスクをつけて機械で火花を散らして鉄をつなげるというイメージでとどまっているケースも少なくありません。

しかし、実際は溶接といってもいくつもの種類があり、必要な免許もあります。

そこで今回は、溶接の種類や必要な免許を中心に解説していきます。

この記事を読めばきっと溶接のことについて、基本的な知識が身につくでしょう。

 


・意外と多い溶接の種類


溶接は、接合方法だけでも融接、圧接、ろう接の3つがあります。

 


融接は、母材同士を溶かしてつなげたり、ワイヤや溶接棒などの溶加材を溶かして母材とを溶かしてつなげる作業です。

例えば、鉄の棒同士を溶かしてつなげる方法やワイヤと鉄の棒を溶かしてつなげる作業が挙げられます。

 


圧接は、様々な機械的な力で溶かして接合する方法です。

摩擦や握力、電流などで母材を溶かして接合する方法などが挙げられます。

例えば、鉄の棒を電流で溶かして他の金属などと接合する方法です。

融接との違いは、融接が熱でつなげるのに対し、圧力や様々な力を使ってつなげる方法が挙げられます。

 


最後のろう接は、母材同士を溶かさずにろうと呼ばれる溶加材を接着剤として接合する方法です。

例えば、鉄の棒同士をニッケルでろうにしてつなげていく作業が挙げられます。

 


これら3つの種類をさらに細分化すると、7種類に分けられます。

融接では2種のアーク溶接(放電の熱で溶かす溶接)とレーザー溶接、さらに電子ビーム、プラズマアークといった5種類。

 

圧接では、抵抗溶接があります。

また、ろう接はシンプルにロウ付けだけですが、ろうの材料だけで様々な種類が挙げられます。

技術の発展によって、様々な種類の溶接が誕生しており、これらの種類を超えて多数の溶接が存在しているのです。

ただ、基本は、冒頭で紹介した融接(溶融溶接)、圧接(加圧溶接)、ろう接です。

 

・必要な免許もある!溶接作業の免許


溶接は専門の技術や知識を必要とする工業系の技術です。

主なものを挙げるとアーク溶接作業者、ガス溶接技能者、ボイラー溶接士といった具体的な作業を実施する免許があります。

また、管理関連の資格として溶接作業指導者が知られています。

 


アーク溶接作業者は電気で溶接するアーク溶接に必要な資格です。

溶接の入門資格のひとつとして知られており、3日間の講習と試験で取得できます。

 


ガス溶接技能者もアーク溶接作業者と並んで入門資格として知られています。

ガス溶接技能者は、アセチレンなどの加熱性ガスと酸素で溶接を行う作業のことで、
工場だけでなく建設現場での鉄骨の溶接などでも活躍します。

 


ボイラー溶接士は、特殊な免許です。

ボイラーを溶接する専門の溶接資格であり、ボイラーや第1種圧力容器の製造、改造、修繕に関わる溶接が挙げられます。

これらの資格は、やや難しい資格でありながら、ニーズが高い資格でもあります。

 


最後の溶接作業指導者は、溶接を行う作業員へ指導を行うための資格です。

国家資格のような免許ではありませんが、取得しておくことで、管理をスムーズに行えるようになるのがメリットです。

 


これら以外にも、数多くの資格があり、ざっと紹介すると溶接管理技術者、PC工法溶接技能者、
アルミニウム溶接技能者、ガス溶接作業主任者などがあります。

 


・免許取得にも出てくる溶接記号って?


免許取得にも出てくる溶接記号と呼ばれるものがあります。

これは、基線・矢・基本記号によって構成される溶接の指示書などに用いられる記号です。

JIS規格で定められており、例えば基線といわれる横の直線と溶接個所を指示する矢印で構成されています。

これらをベースに現場溶接の記号や深さを指示する数字などが書かれています。

 

まとめ


溶接と一言に言っても様々な種類があり、必要な免許も多くあります。

今回紹介した溶接の知識もそのうちのごく一部ですが、
これらを知っておくことで溶接の作業についてイメージしやすくなるのではないでしょうか。
 
 

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