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溶接技術のワードの一つである「鉄筋継手」について

 

 

今回は鉄筋継手が一体何なのか、どういった作業になるのか、

危険性やこの工程がどういった意味を成すのかなどについてご紹介いたします。

溶接一つでも結構奥が深く、昔から培われてきた技術の一つでもある鉄筋継手について、

溶接業界に興味がある方是非チェックしてみてください。

 


・「鉄筋継手」とはなんなのか概要を説明

まず、鉄筋継手について簡単にこの技術が何なのかについて解説します。

このワードには二つの意味合いがミックスされており、それは「鉄筋」と「継手」です。

「鉄筋」はその名の通り鉄筋材料のことです。

次に「継手」とは、2つの材料をつなぐ部分のことを指します。

溶接自体が、金属をつなぎ合わせる加工を指すのですが、

溶接方法として熱を使って溶かしてつなぎ合わせたり、

接着剤を利用したりしてつなぎ合わせたりケースバイケースでいろいろな方法が試されています。

鉄筋継手の手法は、鉄筋が移動の関係である程度の長さに切断された状態であることに対し、

それぞれの鉄筋をつなぎ合わせる加工が必要で利用される技術になっています。

長い鉄筋をつなぎ合わせる工程なので、建築現場で用いられるケースが多いです。

この鉄筋継手ですが、じつはいろいろな方法で加工されています。

継手が必要な工程で、そこにかかる力がどれぐらいか、その継手部分が屋外にさらされるのかなど、

条件によって加工方法が変わる形になっています。

では、どのような加工方法があるのか次の章でご説明いたします。

 



・「鉄筋継手」の加工方法について

鉄筋継手にはいくつかの加工方法がありますが、

まずシンプルに重ね合わせつなぐ「重ね継手」という方法があります。

一番簡単でやりやすいですが、

接合しているわけではなくあくまでも鉄筋を重ねコンクリートと一体化させているので、

コンクリートが割れたりするとすぐにバラバラになってしまいます。

そういった条件の関係で鉄筋のサイズによっては利用ができません。

次に加熱して接合し利用する「ガス圧接継手」です。

先ほど紹介した重ね継手はサイズがある程度決まっています。

大きいサイズになるとこのガス圧接継手を利用されるケースが多いです。

ここまで紹介した2種類の加工方法は一般的な加工方法です。

より特殊な加工方法として、溶接、あるいは機械を利用した継手があります。

機械式継手の場合、いままで時間がかかっていた継手加工を早くスピーディにできたり、

デリケートな母材に対しガス圧接継手ができないようなケースで用いられることが多いです。

機械式継手の中でも、ねじ式やスリーブ式、くさび式などいくつかの手法があります。

つづいて、溶接継手ですが先組鉄筋、プレキャスト部材などタフな材料への接合に利用されます。

継手を行う際、余盛が小さく、太径な条件には効果が大きくなっています。

手法としては、アーク溶接、フレア溶接などいくつか手法がありますが、

いずれも危険性があるのである程度経験がある方が作業を行う必要があります。

 

・「鉄筋継手」の講習、資格について

鉄筋継手は公益社団法人が運営する日本鉄筋継手協会が設置されています。

この協会では、日本の鉄筋コンクリート構造物の製造の技術向上のため運営されていて

ここで資格検定や講習会が開かれ日々技術の向上のため努められています。

講習会については東京地区で開催されるケースが多いですが、試験については主要都市で開催さているので、

興味のある方は是非受けてみてください。

 

まとめ

鉄筋継手について簡単に内容をご説明いたしました。

建築技法も相まって、ここに記載した以上にもっと複雑な技術があるのですが

もし興味がある方は調べてみると面白いと思います。

 

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